公開日 2017年03月24日(Fri)
皆さんは「シクラメン」が種から育つことを知っていますか?
今,本校農場のビニールハウスでは,下の写真でわかるとおり,種まき用のケースでシクラメンの赤ちゃんがすくすく育っています。葉がどのくらい小さいかがわかるように,白いボールペンを置いてみました。
写真を拡大してみると,葉1枚の大きさが,ボールペンの先と同じくらいだということがわかります。
11月の農産物即売会に向けて,今は生物生産科の生徒達がこの葉を少しずつ大きな鉢に植え替えている最中です。
下の写真の赤いシクラメンの花は,約1年かけて育った花です。農産物即売会で販売したり,さつま町役場や町内各所に展示したりする花です。
では,隣に置いてある白いシクラメンは? すごく大きいと思いませんか? この白いシクラメンは2年間かけて育てた花です。暑い夏を越させるための管理が難しく,なかなかこの大きさまで育てられないのが実際です。1粒の種が2年でこの大きさまで育つには,専門的な知識と継続した管理と,草花に対する愛情がたっぷり必要なのですね。
ちなみに,花を置いてあるのは,農業工学科の生徒が課題研究で作成したベンチです。薩摩中央高校の正面玄関に飾ってありますので,ぜひ見においでください。