第13回卒業式 答辞

公開日 2020年03月02日(Mon)

 3年福祉科の竹井優介さんが答辞を述べました。

 新型コロナウィルス感染症への対応のため,保護者の方々のいらっしゃらない中,在校生も代表の上原さんしかいない中での答辞となりました。

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 写真上:答辞

 この3年間,ともに悩み,全力で走り,たたえ合う仲間がいたからこそ,駆け抜けることができたのだと思います。苦しいとき,自分以上に息を切らしている仲間が隣にいました。嬉しいとき,自分のことのように喜んでくれる仲間がいました。仲間なしでは,こんなに充実した高校生活は送れなかったと思います。出会えたことに感謝の気持ちでいっぱいです。卒業後も,この薩摩中央高校での出会いを大切にしていきたいと思います。

 松下校長先生が,私たちにいつも声を掛けてくださった「できる,大丈夫,幸せ」という魔法の言葉。その言葉を実感と確信に変えてくださったのは,先生方です。勉強はもちろん,部活動や進路,時には人生の相談まで,本当に親身になって,私たちをサポートし続けてくださいました。先生方のおかげで,自分に自信が付き,どんな場面でも前に進む強さを身につけることができたと思います。

 本日の答辞では,私の最大の理解者である母への感謝の気持ちを,恥ずかしいけれど,思い切って伝えようと思っていたのに,かなわず残念です。卒業生の皆さん,今日は帰ったら,自分の高校生活を支えてくれた大切な人に,感謝の気持ちを伝えましょう。

 在校生の皆さん,とは言ってもここには上原さんしかいないのですが,代表して聞いてください。これからこの薩摩中央高校を引っ張っていくのは皆さんです。明るい皆さんなら,この学校を今よりもっとすてきな学校にしていけるはずです。自分の長所を生かし,様々なことに挑戦してください。もっと友達や後輩,先生方と笑って話してください。

 私たちは新しい一歩を踏み出さなければなりません。私たち13期生は,今,希望に満ちあふれています。今後,新型コロナウイルスにも,人生に立ちはだかる大きな壁にも負けず,この薩摩中央高校で得た多くの学びや思い出,誇りを人生の糧とし,力強く生きていきたいと思います。